地酒でしゃぶしゃぶ楽しもう 東京ハレル家 福生市本町

頑張るお店
日本酒に豚肉をくぐらすしゃぶしゃぶ

福生市本町、市役所前にある居酒屋「東京ハレル家」は同市に住む大塚祐樹(32)さんが3月16日にオープンさせた。日本酒を使った「日本酒しゃぶしゃぶ」がウリだ。
しゃぶしゃぶは豚肉にTOKYO X、日本酒は福生の地酒、石川酒造の多満自慢を使用している。和風だし汁と酒で熱した汁に、豚肉をくぐらせて食べる。「ポン酢などを付けずに味わってほしい」と話している。
大塚さんは18歳の頃から居酒屋に勤務。初めて自分の店を持った。「東京オリンピックがあるからか、海外に向けての日本酒文化の発信も積極的に行われるようになった。これは、日本酒の波が来るのではないかと思い、日本酒しゃぶしゃぶをウリにした店を出すことにした」と理由を語る。
日本酒は多満自慢のほか、田村酒造の嘉泉などを取りそろえている。「全国的に日本酒を集めようと思ったが、やはり地元の人は地元の酒を好むなと感じている」と語る。
目標は他の地域からわざわざ足を運んでくれるような店。「青梅や立川から人が来てくれて、この店で一次会を楽しんでくれればいい。二次会に、福生の他の居酒屋に寄ってくれれば、地域にも貢献できる」と話している。
客単価は3500円ほど。営業時間=午後6時~零時。月曜定休。問い合わせ042(847)2070。(小澤)