青梅っ子のソウルフード 東青梅駅前 鳥の玉串

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 東青梅駅前で創業68年を迎える鳥料理「鳥の玉串」(古川茂義店主)=青梅市東青梅=では、例年23~25日、連日行列ができる。行列のお目当ては、同店の名物「鳥片身揚げ」(900円)。持ち帰り販売のみを行うこの3日間で約1400本を用意するが、販売開始の午後4時から2時間ほどで完売するという。
鳥片身揚げは、鹿児島産のハーブ鶏を半身にして1時間余り酒蒸しに。それを2~3分素揚げにして塩を振って出来上がり。肉は柔らかに蒸し上げられて旨味が凝縮、皮はパリパリと香ばしい。手で簡単に割け、付け合わせのキャベツと一緒にいただく。
クリスマスシーズンだけでなく、普段からテイクアウト客が絶えず、都心からわざわざ訪れる客もあるという。「鳥片身揚げは、うちの店のメイン料理で1年中出している。来店するお客さんはたいがい一人一つ注文してくれる。女の人でももう一つおかわり!なんてこともあるよ」と古川店主(63)。「シンプルで優しい味わいは子どもからお年寄りまで気に入ってもらえるはず」と妻の功子さん(63)は話す。
23~25日の注文は要予約。24日は10個以上からのみ予約可能。問い合わせは0428(22)5228まで。(澤村)