愛犬と一緒に午後のひと時を 福生市 Cafeどす

福生市田園の「Cafeどす」(髙橋萌菜店長)は、西多摩地域でも珍しい犬同伴可能の喫茶店。1年半前の開業以来、愛犬家の間にクチコミで広がり、「犬とゆっくりできて、非常に重宝している」と評判だ。
髙橋店主(46)=あきる野市草花=は京都市出身で、結婚を機に同市に移住してきた。京都時代にはスナックを経営していた経験がある。自身もラブラドールレトリバーを飼う愛犬家で「この辺りでは犬と一緒に入店できる店が少ない。私も犬と一緒にいる環境で働きたい」と考え、開業に踏み切った。店名の「CAFEどす」も京言葉の語尾が由来だ。
メニューはハンバーグや牛すじカレーなど(税込み1200円・総菜、ごはん、汁物付き)が人気。味付けは京風で、出汁がきいているのが特徴。その味を求めて愛犬家以外の常連客も多くいる。
「犬は飼い主にとって家族のような存在だ」と話す髙橋さん。店を営む上で、犬の毛が入らないようにし衛生面に細心の注意を払い、客にも犬をテーブルに乗せない、排泄のしつけができていない犬はマナーベルトを装着するなどマナーの徹底を呼び掛ける。「飼い主がしっかりとマナーを守ることで、犬同伴可能な店がもっと広がってくれればいい」と思いを話した。営業時間は午前10時半~午後4時。火曜定休。問い合わせは080(3505)0075まで。(小澤)