黒どらやき「五日市」　あきる野　桝屋で好評

　あきる野市五日市の和菓子店「桝屋」（内山章店主）が販売する黒いどらやき「五日市」（税込み１個１３０円）が好評だ。一般的などらやきと比べサイズは小ぶり、生地は甘さ控えめで食べやすい。地名の入った和菓子は手土産に持参しても喜ばれる。
江戸から明治にかけて、五日市地区の農家女性の副業として広まった黒色の絹織物「黒八丈」にちなんで作ったどらやき。黒い生地には炭の粉末が含まれる。黒八丈を五日市と産地名で呼ぶこともあったことから菓子の名を「五日市」とした。
同店ではほかにも「大嶽山」や「秋川の鮎」など地名を取り入れた和菓子を販売している。営業時間は午前９時～午後８時ごろ。不定休。問い合わせは０４２（５９６）００３９まで。（伊藤）