もりのキッチン ゆっころ 羽村 旬の野菜ふんだんに 丁寧に受け継ぐ家庭の味

SONY DSC毎週金曜日、羽村市小作台の杜カフェでオープンする「もりのキッチン ゆっころ」。旬の野菜がたっぷり食べられると聞き、酷暑の折、ランチに訪れた。
メインメニューのごはんランチ(1000円)と3種のパン(250円)を注文。ほどなくして運ばれてきたのは、ごはんとおかず5種が盛られたプレートとスープ。ごはんには「ハーブふりかけ」がかかっている。
「ハーブティーの出がらしを天日で干してから煎って、ゴマと塩と合わせたものです。お茶を出したあとでも栄養価が高いんですよ」と、店主の馬場祐子さん(45、青梅市畑中)。ほんのりハーブが香り、爽やかな味わいだ。
主菜は揚げたての春巻き。豆腐とチーズ、シソ、鰹節が入った夏限定の具材で、さっぱりといただける。「通常は、人参、タマネギ、ピーマン、キノコ類、豚肉などを合わせた五目春巻きが多いです。今日は暑いので、サッパリ食べられる具にしました」と馬場さん。「秋はカレー粉をまぶしたエリンギを入れようかと試作中」とも。
副菜はゴーヤとツナの和え物やきんぴらごぼうなど。塩糀の手羽先と野菜カレースープまで付いて満腹だ。白神こだま天然酵母を使っている3種のパン(ぶどうパン、プレーン、ハーブ)はお持ち帰りさせてもらった。
馬場さんの実家は畑中の地蔵院で、毎日の食卓には旬の野菜をたっぷり使った和食が並んだという。春巻きや、デザートの三色ゼリー(150円)は母から作り方を教わったもの。家庭の味を丁寧に再現している。
季節ごとの優しい味は、幼い子どもを持つ主婦層を始め、年配の女性客のリピーターも多い。馬場さんは「ゆっくりごはんを食べて、心も体も元気になってもらえたらいいですね」と話している。
単品で手作りパンやスイーツ、飲み物もある。営業時間は毎週金曜日、午前11時~午後4時。駐車場6台。臨時休業があるため事前予約がおすすめ。問い合わせは042(578)9692杜まで。(佐々木)