あきる野 こんにゃく工房 手づくりのなま芋こんにゃく 健康志向の女性に人気

こんにゃく工房2
ゆずみそを付けてさしみのように食べるのがおすすめ

プルンとした食感が特徴的で無着色・無添加の「なま芋こんにゃく」が健康志向の女性らを中心に評判を呼んでいる。製造・販売しているのはあきる野市三内で「こんにゃく工房」を主宰する竹内玲子さん(52、八王子市)。母から作り方を受け継ぎ、昨年から西多摩内外で販売を開始した。
一般的にこんにゃくは、傷みやすいこんにゃく芋を乾燥させ粉にし、その粉を使って製造する。一方、竹内さんが作る「なま芋こんにゃく」は生のままのこんにゃく芋を使用。賞味期限は約1週間と比較的短くなるが、独特の食感とまったく臭みのないこんにゃくを作ることができる。
もともとこのなま芋こんにゃくは、竹内さんの母が自宅裏に厨房を設け作っていたもので、週一度だけ近所の人に販売していた。「評判が良かったのですが母はもう82歳。身体が動かなくなったら辞めるといっていて。元気なうちに教えてもらわなくちゃと思ったんです」と振り返る。12年勤めた事務の仕事を辞め、一念発起したのが一昨年3月。母に弟子入りし、ほとんどの行程が手作業で手間暇かかる作り方を忠実に受け継いだ。
こんにゃく芋には肌の水分量を保つセラミドが豊富に含まれており、「芋から作ることでセラミドがたっぷり含まれているこんにゃくができる」と竹内さん。食物繊維も豊富で「日常的に食べているお客様からは週1回だったお通じが毎日になった、コレステロール値が下がった、という声もあるんです」という。
製造だけでなく、販売店に営業し販路の拡大にもいそしむ。「まったくやったことがなくて戸惑いながらですけど、こんにゃくを食べておいしいと言っていただくのが何よりうれしい。より多くの人に食べてもらえたら」という。
商品はなま芋こんにゃく(約400㌘350円、200㌘200円)と、手づくりのゆずみそ(85㍉㍑200円)のみ。「今後はシソや梅を練り込むなど、プルンとした食感は変えずにバリエーションを増やしたい」と意欲的だ。
あきる野市平沢のギャラリーカフェ茶居で週1回、羽村市五ノ神のファッションライフオカノで月2回、予約販売している。昭島市内、日野市内でも販売中。問い合わせは090(6477)8317、メールkonnyaku.kobo★gmail.comまで。(佐々木)

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