江戸から伝わる地口行灯展示 江戸っ子のユーモアを今に伝える 来月4日~7日、羽村コミセンで 羽村郷土研究会

地口行灯1 羽村郷土研究会(須崎新太郎会長)は来月4日~7日、羽村市役所隣の同市コミュニティセンター2階展示ホール(同市緑ヶ丘)で「羽村の地口行灯展」を開催する。羽村の地口行灯と地口絵30点と、西多摩地区の地口絵10点などを展示する。
羽村市内では毎年4月第2土・日曜日に八雲神社6社の例大祭が行われる。この祭りでは古くから、神社の境内や同市羽西、羽東、川崎地区の一般家庭の庭先などで地口行灯を飾る習慣がある。江戸時代に始まり、現在でも東京下町と西多摩地区で残っており、祭りの夜をほのかな灯りとユーモアたっぷりの文字と絵で照らしている。
地口行灯とは木枠に地口絵を貼った行灯のことで、起源は江戸時代といわれる。地口絵に描かれるのはユーモアあふれる江戸っ子の言葉遊び。愉快な絵と添えられた文言から、意味を読み解く楽しさもある。たとえば、「鯛は道づれ世はなんぎ」という文字と鯛を背負った男性を描いた地口絵がある。これは「旅は道連れ世は情け」という元の句をもじったもの。同音異義を駄洒落っぽく楽しんでいるものが多い。
同市羽加美にあった羽村提灯店の廃業に伴い、地口行灯の下絵の写し46点が市シルバー人材センターに託され保管・活用されている。今回の展示では、羽村提灯店にあった地口絵を貼った行灯、西多摩地域に残る地口絵を展示。そのほか絵解きの楽しさ、地口絵に見る時代の変遷などを紹介する。
同研究会の事務局担当、岡崎学さんは「来館者の方々には、言葉遊びの世界を楽しむととともに江戸時代に始まる歴史ある地口行灯を見直していただけたら幸いです」と話している。
開場は午前10時~午後4時。入場無料。問い合わせは042(554)5619岡崎さんまで。(佐々木)