「玉堂と田中針水 絆展」師と弟子の絆、親と子、孫の絆がテーマに 来月9日から 玉堂美術館

無題 青梅市御岳の玉堂美術館(小澤萬理子館長)で来月9日から「玉堂と田中針水絆展」が始まる。針水は東京牛込の玉堂邸に住み込みで暮らした数少ない弟子の一人。師と弟子の絆、親と子、孫の絆をテーマにした企画展。6月9日まで開催。
針水は1919年、高校を卒業し上京。玉堂に入門。玉堂から針水の雅号を受けた。弟子入りしてすぐに片足を事故で失ったため、写生に同行することができず、やむなく人物を描くようになった。
初期は、大正の良き時代を写すかのように風雅な生活感のある和服姿の女性や女の子を描いた。戦前から帝展に出品すれば必ず入選するという躍進ぶりで、戦後も引き続き日展で活躍した。いつしか「針水の子供の絵」として人気を得た。
小澤館長は「日常の中の我が子、孫の自然な姿を描き続けた。慈しみの目で描かれた姿は、この上なく純でモデルになった子どもたちの一生をどんなに尊いものに感じさせただろう」と話している。
午前10時~午後5時開館。月曜定休。入館料は大人500円、中高大学生は400円、小学生200円。問い合わせは0428(78)8335まで。(岡村)