御嶽駅前 河鹿園で夏の名品展 河鹿の声にも耳を傾けて

無題 御嶽駅前の「旅館建物室礼美術館 河鹿園」(宇佐美昭館長)で「館蔵夏の名品展」が始まった。
2017年4月、それまで旅館として使われていた大正末期、昭和初期の木造2階建ての客棟を生かし、景色、建物、書画を楽しめる美術館に生まれ変わった河鹿園。茶道、書道、俳句を極めた宇佐美館長が、年6回の展示替えを通して、四季の移ろいを伝えている。
今回の展示では、うちわや風鈴、京ナス、青芭蕉、妖怪絵巻など、夏を感じる作品を鑑賞できる。花入れや客間から見渡せる御嶽渓谷の新緑も見事。「花は毎朝、庭で摘んだものを生けているんです」と宇佐美さん。
夏は屋号にもなっている河鹿の季節。河鹿にちなんだ作品として、吉川英治の河鹿の句の条幅なども並ぶ。「渓谷から聞こえてくる、河鹿の美しい声にも耳を傾けてください。静かに雨の降る日がおすすめです」
このほか、館内では、旅館時代に使われていた食器や茶器などを手頃な価格で販売する「我楽多市」も実施している。
会期は7月15日まで。午前11時〜午後4時(入館3時まで)。月・火曜休館。一般600円(本紙面持参で100円割引、紙面がない場合は割引不可)。一日ごゆっくり券1000円(飲み物付き、当日再入場可)。希望者には全館案内も実施。問い合わせは0428(78)8218。(宮前)