松方コレクションの激動の歴史を聞く 21日、五日市地域交流センターで文化講演会 国立西洋美術館開館60周年記念展に合わせ

西の風ロゴ1 東京上野の国立西洋美術館で11日から開催される開館60周年記念「松方コレクション展」に合わせ、あきる野市は21日、五日市地域交流センターで同展関連文化講演会を開く。同美術館主任研究員の陳岡めぐみさんがゴッホ「アルルの寝室」やモネ「睡蓮、柳の反映」など、松方コレクションの名作がたどった激動の歴史を語る。
松方コレクションは1959(昭和34)年、フランス政府から日本へ寄贈返還された。同美術館はその保管と公開のために設立された。
神戸の川崎造船所(現川崎重工業)の初代社長だった松方幸次郎は1916(大正5)年から約10年間、ロンドンやパリで美術品を収集した。買い戻した浮世絵約8000点も加えると、購入した美術品の総数は1万点に上ったという。造船所の経営破綻や第2次世界大戦などでコレクションは散逸、接収されるなど苦難の道を歩んだ。
同展では同美術館の所蔵作品のほか、世界各地に散逸した旧松方コレクションの傑作などを含めた約160点や歴史資料を展示する。「アルルの寝室」「睡蓮」のほか、モネの「舟遊び」、ルノワールの「帽子の女」などの名品が鑑賞できるまたとない機会になる。
講演会は午後1時半開演。入場無料。定員は120人。参加者には同展の招待券が贈られる。申し込み、問い合わせは042(559)1221同市中央公民館まで。