平成最後のペンギンの赤ちゃん 生後2カ月の「めばる」 羽村市動物公園

SONY DSC 羽村市動物公園(同市羽)のペンギン舎で、生後2カ月のフンボルトペンギンが愛らしい姿を見せている。愛称は「めばる」。
めばるが生まれたのは今年4月9日。同園では2年ぶり、平成最後のペンギンの赤ちゃんの誕生となった。
同舎では10日、仕切りを作って「子育てエリア」を設けた。同エリア内ではめばると父うみうし、母しらす、2組のペアがおり、合わせて7羽が暮らしている。そのほかのエリアでは12羽が暮らす。
めばるは現在、体長30㌢ほど。生まれたときは10㌢ほどで手に乗る大きさだったが、あっという間に成長している。赤ちゃんらしいふわふわの毛はだいぶなくなっているものの、体長50㌢ほどの大人ペンギンに比べると一回り小さい。
まだ泳ぐことができず、一人でエサ(マメアジ)を食べることができないため、巣穴の周辺で親にエサをねだって鳴く姿がよく見られている。飼育担当の今野冷菜さんは「まだまだ小さくてかわいいですが、すぐ大きくなってしまうので早めに見に来ていただけたら」と来園を呼び掛けている。(佐々木)