御嶽駅構内「MINACLE」が人気 乗り捨て型RCTを楽しもう
青梅、奥多摩の自然や食べ歩き、買物を楽しむ乗り捨て型レンタサイクルトレッキング(RCT・自転車観光)が注目を集めている。
御嶽駅構内のRC店「MINACLE(ミナクル)」と奥多摩駅前のRC店「トレックリング」が設置された。河辺、青梅、御嶽、奥多摩の4駅とその周辺が機能的につながり、乗り捨て型RCTによる青梅、奥多摩小旅行が気軽に楽しめるようになった。
ミナクルは4月にリニューアルされた御嶽駅構内にオープン。2011年開業のトレックリングは奥多摩駅から徒歩3分のところにある。両店ともレンタサイクル事業会社「テクノム」(沼倉正毅社長、本社・青梅市長淵)が運営する。
同社がJR東日本八王子支社、青梅市観光協会から委託を受けて運営するミナクルにはシニアタイプとスポーツタイプの2種類の電動アシスト付き自転車25台がある。
返却場所は、ミナクルが同店のほかトレックリング、青梅市沢井の小澤酒造、青梅駅前の青柳自転車店、河辺駅前の自転車コーキ屋および青梅、河辺両駅自転車駐輪場の7カ所と豊富。トレックリングは小澤酒造、青柳自転車店、コーキ屋の3カ所に返却できる。
推奨コースは①御岳から青梅・河辺までの下り約10㌔の「癒しの裏道コース」②御岳から奥多摩までの上り約10㌔の「奥多摩コース」③御岳から青梅七福神巡りの「青梅七福神巡りコース」など。足に自信のある人は御嶽駅からケーブルカー滝本駅や、奥多摩~河辺間の下り20㌔コースもある。
同八王子支社は観光協会など地域の観光関連事業者と連携し、青梅駅以西の青梅線を「青梅~奥多摩アドベンチャーライン」と名付け、ローカル線の活性化に力を入れる。RCTの取り組みは地域観光戦略の一環になる。
沼倉社長(43)は「御嶽駅のミナクルと奥多摩のトレックリングの2カ所から乗り出しができるようになった。RCTは電車と自転車を組み合わせて好きなとき、好きなところでチェンジし、アウトドアスポーツと観光を同時に楽しめる。地域の魅力を伝えるアドベンチャーラインをRCTで満喫していただきたい」と呼びかけている。(吉田)