日本初のじゃがいもビール新発売 軽やかですっきり 丹波山村
山梨県丹波山村で、村内で収穫したじゃがいもを原料に使った「タバジャガビール」が発売された。軽くてすっきりした飲み口で、じゃがいもの香りと甘みをほどよく楽しめるのが特徴だ。
八ヶ岳南麓の清里で人気レストランROCK(ロック)を経営する「萌木の村」が醸造する。じゃがいもを使った発泡酒などはあったが、ビールは日本初という。
昨年から村内で販売する3種のクラフトビール「丹波山ビール」を手がける同社より、「原料にじゃがいもを使ってみては」と提案を受け、醸造を決定。今年収穫した50㌔の新じゃがを使い、4000㍑のビールができた。
330㍉㍑瓶入りで、価格は税抜き500円。「道の駅たばやま」で販売している。
村ではビール以外にもじゃがいもを使った特産品の開発を進めており、先月上旬には鹿児島県内の醸造所でじゃがいも焼酎の仕込みを完了させた。熟成を待ち、来春販売を予定する。(宮前)