西多摩は酒処を証明 5蔵がいずれも優等賞 東京国税局 酒類鑑評会 小澤酒造は4部門すべてで受賞

千葉、東京、神奈川、山梨の1都3県で造られた日本酒と焼酎などを対象にした酒類鑑評会の表彰式が先月29日、東京国税局で開かれ、清酒は4部門の延べ42銘柄が優等賞を受賞した。
「澤乃井」、「嘉泉」、「多満自慢」、「千代鶴」、「喜正」で知られる西多摩の5蔵はいずれも優等賞を獲得。酒処西多摩を証明した。中でも小澤酒造は4部門すべてで優等賞に輝いた。
西多摩5蔵の結果は次の通り。▼清酒吟醸部門=「大吟醸凰」小澤酒造(青梅市、小澤幹夫社長)、「大吟醸 對鴎」田村酒造(福生市、田村半十郎社長)▼清酒純米吟醸部門=「多満自慢純米大吟醸」石川酒造(福生市、石川彌八郎社長)、「嘉泉純米大吟醸」田村酒造、「千代鶴純米大吟醸」中村酒造(中村八郎右衛門社長)、「澤乃井純米大吟醸」小澤酒造▼清酒燗酒=「五段仕込」小澤酒造、「喜正本醸造」野﨑酒造(あきる野市、野﨑三永社長)▼清酒純米燗酒部門=「純米本地酒」小澤酒造。
代替わりして1年目に4部門で優等賞を射止めた小澤社長(35)は「4部門で優等賞をいただき本当にうれしい。新しい酒林の下、蔵開きには多くの人が足を運んでくれました。酒のできを占う『しぼりたて』も上々の出来となっています」と話した。(岡村)