秋晴れの下 あきる野産業祭 5万人超えの人出

第25回あきる野市産業祭(同祭運営委員会など主催)が9、10両日、都立秋留台公園(同市二宮)で行われた。晴天に恵まれたことから2日間で約5万1000人が来場。開場と同時に駐車場渋滞ができるほどのにぎわいだった。

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夢中で絵を描く子どもを見守る吉田代表

イロドリとPシール
「恩返し」テーマに出店
無料でオリジナルキーホルダー作り

あきる野市産業祭に、同市秋留に店舗を持つ㈱イロドリ(吉田龍一代表取締役)と同市雨間の㈱Pシール(中澤紀之代表取締役)が無料でキーホルダーを作れるブースを出店していると聞き訪れた。
オリジナルキーホルダーは、透明なプラスチックの板(プラ板)に油性マジックで絵を描き、トースターで加熱して固めて作るもの。用意してあるアニメなどのイラストから好みのものを選び、プラ板に写し書きしていく。一緒に行った7歳の息子と5歳の娘は、30分強かけて絵を描き、自分だけのキーホルダーを手にしてご満悦だった。
イロドリは塗装業、Pシールの主な業務は防水作業(シーリング工事)。どちらにしても仕事の宣伝に直結するブースではないが、両社は「恩返し」をテーマに毎年出店しているという。中澤代表は「昨年はエコバッグに絵を描いてもらい無料で配布した。仕事をPRするのではなく、1年間の恩返しをしたい。楽しく作ってもらえたら何より」と話していた。 (佐々木)

ユニフローズ
装置にジュースを注入する小学生

ユニフローズ
子ども向け実験機器をデモ
理科好き小学生ら楽しむ

あきる野市山田の㈱ユニフローズ(森川秀行社長)は産業祭の工業部会のブースで子ども向け実験機器のデモンストレーションを行った。理科好きの小学生らが立ち寄り実験を楽しんだ。
実験機器はコンパクトで操作の簡単な液体分析(クロマトグラフ)装置「ことり」。液体中にカテキン、ビタミンC、カフェインなどの成分がどのくらい含まれているかが検出できる。同社が子どもたちの理科への興味を刺激しようと、「小型」「簡単操作」にこだわり開発した。
ブースに立ち寄った小学生らは普段飲んでいる市販のお茶やジュースの中から一つを選び、注射器で装置に注入。パソコン画面に線グラフで表示された分析結果を見ながら担当者の解説を聞いた。
飯野公太くん(小学3年)は茶色の炭酸ジュースを分析。カフェインが検出されると、同行した祖父が「お母さんに飲ませてもらえない理由がわかったね」と笑いかけた。飯野くんは「機械に入れたジュースが別の液体(検査薬)と混ざって分析される仕組みが面白かった」と話した。(伊藤)

宝船
宝船に使った野菜・花の売上金を市に寄付した嶋崎会長(右)と青木部長

あきる野市内2農業団体
農産物で宝船 売上を寄付
台風19号被害の復旧に

あきる野市農業振興会(嶋崎三雄会長)とJAあきがわ青壮年部(青木崇部長)は農産物で作った宝船を9、10両日、あきる野産業祭会場に展示。宝船に使った野菜・花を「宝分け」として販売し、売上金を台風19号被害の復旧に使ってもらおうと同市に寄付した。
宝船はハクサイ、キャベツ、ニンジン、赤カブなど季節の野菜をバランスよく積み上げて作ったもの。市の特産ショウガや稲穂も使われている。こだわりは多摩産材で作った木船と長ネギを編んで作った帆で、「ネギの端をピシッと切りそろえているのが特徴です」と青木部長(45)。
展示後、2日目の午後に解体し、野菜1袋300円、花200円で販売。他の農産物の売上と合わせ同市に寄付した。
嶋崎会長(71)は「今年は雨が多く、野菜が水に浸かりっぱなしになるなど畑も大変だったが、台風被害でもっと苦労された方がいる。そうした方のために使ってもらえれば」と話した。(伊藤)