「古き良き昭和展」始まる 『懐かしい』と感じる絵が迎える 冬の玉堂美術館

「朝江炊煙」
「朝江炊煙」

青梅市御岳の玉堂美術館で年末年始を飾る「古き良き昭和展」が始まっている。「朝江炊煙」などの名作が観覧者を迎えている。会期は来年2月2日まで。
今は電気製品や自動車、そしてインターネットの普及でとても便利な世界になった。つい半世紀前、これらが身近にない時代、人は水の力を利用して水車を回し、牛や馬の力を借りて物を運んでいた。
なかなか見られなくなった懐かしい風景は人間にとって何が大切なのか、何が拠り所なのかを気付かせてくれることが多い。そんな風景が玉堂画の中に残っている。
同館では「玉堂は自然を敬愛し、日本の山河、そしてそこで生活する人々を描き続けてきました。皆さんが『懐かしい』と感じる絵がきっとあることでしょう」と話している。
年内は22日まで。新年は1月8日~。開館時間は午前10時~午後5時。月曜休館。入館料は大人=500円、大学生・中学・高校生=400円、小学生=200円。問い合わせは0428(78)8335まで。(岡村)