東京五輪記念の風呂敷も 豊田コレクション風呂敷展 令和初の正月「祝いづくし」  福生・福庵で

福生市公民館は9日~12日、同市熊川の茶室「福庵」で、江戸東京の初春を祝う風呂敷展を開催した。豊田満夫さん(83、船橋市)の収集した3000点以上もの風呂敷のなかから、令和初の正月にふさわしく「祝いづくし」をテーマに、おめでたい柄の風呂敷約50点を展示した。また前回の東京オリンピック記念の風呂敷も飾られた。
豊田さんが新年早々に福庵で展示を行うのは今年で4年目。1952年に染物の製造加工卸問屋の老舗、戸田屋商店に入店し50年勤め上げた。その間に扱った手ぬぐいやゆかた、風呂敷などを資料として収集し保存してきた。現在は各地で展示や講演などを行い、江戸から昭和の布の物や刷り物(ぽち袋、ラベルなど)の庶民文化を伝える活動をしている。
今回は数あるコレクションのなかから、富士山や鶴、鯛、海老、松竹梅、日の出、鳳凰などの風呂敷を展示。1964年の東京オリンピックの際に豊田さんが購入した風呂敷も展示された。
豊田さんは来場者に展示している風呂敷の模様の意味などを丁寧に説明。「福生に庶民の文化が伝わって残ってくれればうれしい」と話していた。
そのほか同展では一般社団法人ふろしき研究会が担当し、包み方の無料体験コーナーも設置。実用性の高さを実感してもらおうと、さまざまな包み方を伝えていた。(佐々木)