出店の小学生を募集中 子どものアイデアで販売体験 codomoマーケット

コドモマーケット 小学生が店主となって接客やお金のやりとりを経験する「第8回codomo(コドモ)マーケット」(同実行委主催)が来月15日、イオンホール(イオンモール日の出2階)である。子ども自身が考えたものであれば、売る物は古本でも、肩もみなどのサービスでも何でもありのユニークな企画。出店者を募集している。
マーケットはあきる野市山田でアクセサリー店「OWN P(オウンピー)」を営む粂川拓也さん(42)の発案で2018年にスタート。7回まで粂川さんが主催してきたが、取り組みをより広範囲に広めたいと今回初めて仲間に主催を託した。
粂川さんからバトンを受け取ったのが中島麻美さん(34、日の出町)。夫の仕事の都合で昨年4月に佐賀から移住し、新たな土地で知り合いを増やそうと娘の輝ちゃん(町立平井小1年)と手作りアクセサリーの販売で同マーケットに参加した。
これまでに2回参加。初回は恥ずかしさから「いらっしゃいませ」も言えなかった輝ちゃんが周囲に影響されて2回目は接客できるようになったり、次回に挑戦してみたいことを親子で話す機会が増えたり。「継続して参加したことで得たものは大きい」と中島さん。もっと売れるようにと価格や包装も自ら見直す我が子を見て「1回目にできなかった体験が2回目には身になっている。子どもってすごいなと感じました。これまで失敗はいけないことと思っていたけど、失敗することで学ぶんだと娘から教わりました」とも。
自身も都心から移住し、自ら企画したイベントが地域とつながるきっかけになったという粂川さんは、中島さんに過去の自分を重ねる。「自分のようにいろんな人に助けてもらいながらコミュニティーを作っていってほしい。中島さんのコミュニティーでコドモマーケットを広めてほしい」と期待する。
マーケットは正午~午後3時開催。出店対象者は小学1~6年生(保護者同伴)で、子どものアイデアをもとにした店であること、売上はすべて子どものものにすることが条件。出店料1000円(保険料)。問い合わせ、申し込みは042(507)3281粂川さんまで。(伊藤)