澤さん、高橋さんがトークショー 澤さん「青梅マラソン、市民に愛されている」

青梅マラソンの印象や現役時代のトレーニングなどについて語った澤さん(右)と高橋さん

 女子サッカーの澤穂希さんと女子マラソンの高橋尚子さん、各種目を代表する2人のトップアスリートによるAOSYNスペシャルトークショーが15日、青梅マラソン開会式終了後に住友金属鉱山アリーナ青梅(同市河辺町)であった。
 今回、スターターを務めた澤さんは青梅マラソンについて「歴史あるマラソン、市民の皆さんに愛されているマラソンと感じた」とし、「長い道のりをチャレンジすることは素晴らしいことだと思う。大変だと思うけど走る楽しみを感じながら最後まで頑張ってください」と会場のランナーらにエールを送った。
 高橋さんから緊張の解消の仕方を問われると「大きく深呼吸し、ポジティブシンキングでほんとに楽しんでやろうと心がけること」とアドバイスした。現役時代の過酷なトレーニングに触れ、乳酸がたまった時の対処法について高橋さんに質問する場面も。高橋さんは「上りと下りでON・OFFを切り替えることで最後まで走れます」と応じた。
 後半は今大会に出場する川内優輝さん(あいおいニッセイ同和損保)が、澤さんに代わって飛び入り参加。レース前の過ごし方について「夕食にカレーを少なくとも大盛り2杯食べて翌日のスタミナ切れを防ぐ」「睡眠は最低7時間半、とれる時は9時間とり、眠れなくてもベッドで横になっていれば大丈夫と言い聞かせる」などと話した。
 高橋さんはこれまでの大会ではコースを一緒に走り、ランナーとハイタッチして交流してきたが、今回は新型コロナウイルスの感染予防ということもあり、ハイタッチはせずに応援するとした。
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 開会式は三田りょうさん(テイチク)が歌う青梅マラソンのテーマソング「春呼ぶ祭典」が幕開けを飾った。今年は三田さんと同市立第三中学校吹奏楽部(清水結翔部長、部員数39人)がコラボ演奏した。(伊藤)