西多摩にも影響 新型コロナウイルス感染拡大 リスク低下に適切な対応を

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、政府がさらなる感染拡大に備えた基本方針を25日発表した。感染が拡大した地域の医療機関では重症者に特化して治療を行うほか、軽症者には自宅での療養を求める。電話などを使った遠隔診療で処方箋を出す特例も認めた。感染ピークに向けて医療体制を維持するための手を打った。
 政府の専門家会議(座長・脇田隆字国立感染症研究所長)は前日、異例の記者会見を行い、「これから1~2週間が急速な拡大に進むか、収束できるかの瀬戸際だ」との見解をまとめた。
 感染者は全国どこで確認されてもおかしくない。西多摩地域でも同様だ。行政には感染リスクを低下させる適切な判断と指導が求められる。個人には感染をしない、させないための行動が必要だ。
 西多摩で予定されていたイベントも中止が相次いでいる。
 檜原村の都民の森は来月15日に予定していた三頭山の日のイベントほか木工教室などの定期行事を来月いっぱい中止する。福生市民会館で29日に予定されていた映画「星に語りて」の上映会(きょうされん東京支部主催)も中止が決まった。
 ■中止が発表されているのは直近のイベントですが、4月以降も中止、延期は続くと予想されます。このため紙面で紹介した催しが中止になることがあります。(編集部)