福生エイプリルトーン 手作りマスク 全国45人のボランティアが製作 販売売上金で医療機関にマスク寄付

福生市福生の輸入雑貨店、エイプリルトーン(齋藤摩理代表)は6日から、全国各地のボランティアが製作した手作りマスクの販売を始めている。売上金で医療用マスクを購入し、医療機関に寄付するという。

同店は5日、「新型コロナウイルス感染リスクと隣り合わせで闘う医療従事者への感謝と応援の気持ちを形にしたい」とボランティアの縫子をSNSで募集。西多摩をはじめ沖縄、静岡、長野など全国各地から45人のボランティアが集まった。同店でまとめて裁断した生地を各自で縫製し、同店でとりまとめて販売している。

縫製ボランティアの佐藤佳代子さん(埼玉県)は「日々負担が増える医療従事者に対して、『感染しない』ことでしか協力できず心苦しく思う中、この活動を知り役に立てるのであればと参加した。感謝と労いの気持ちを込めて作りたい」。

齋藤代表は「一人ひとりができることに気づき助け合える世の中になってほしい」と話す。販売開始から取材日の15日までに横田基地内の店舗で1200枚以上を販売。輸入雑貨を扱う同店が医療用マスクを独自のルートで購入し、マスクが不足している医療機関などに届ける予定。

マスクの生地代に充てる寄付金や生地の寄付も募集中。手作りマスクは同店でも購入可能。問い合わせはapriltone.fussa★gmail.comまで。(木住野)

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