奥多摩町が来町自粛のお願い 外出自粛中なのに・・・車、バイクで混雑

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車、バイクで混雑する奥多摩湖畔の大麦代駐車場(19日撮影)

奥多摩町は20日、国の緊急事態宣言に基づく外出自粛中にもかかわらず同町を訪れる車やバイクが多い状況を受け、町内約30カ所の観光駐車場を25日〜5月6日閉鎖すると発表した。町内の観光事業者に対しては町独自の助成制度を設けて支援する。

町は同日、「不要不急の来町自粛のお願い」と題し河村文夫町長のメッセージを町のホームページで発表した。混雑する奥多摩湖畔の駐車場の写真も併せて掲載。観光立町をめざす中で町民の感染防止、健康を第一に考えた「苦渋の決断」とし、来町を控えるよう呼びかけた。

住民からも要望が出ている奥多摩周遊道路の終日通行止めについては21日現在、都に要望書を提出すべく檜原村と調整を進めている。道路を管理する西多摩建設事務所、管轄の青梅・五日市警察署、町、村の5者で協議し、大型連休前には通行止めを実現したいという。

一方、奥多摩観光協会に加入する115事業所を対象に町独自の助成を実施。都の感染症拡大防止対策に伴い2月以降の売上が前年同時期より20%以上減少した事業者に、1店舗あたり10万円(複数店舗は15万円)を支給する。(伊藤)