仁王さんもマスクを着用 青梅 吉川石材店

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小学生や保育園児もよく通る道沿いに立つ仁王像。「『仁王さんもマスクをつけてるよ』などと話題にしてもらえたらうれしい」と吉川さん

吉川石材店(青梅市東青梅)の仁王像にマスクがつけられた。ソーシャル・ディスタンシングをとり、いかめしい顔つきの仁王さんが白いマスクとはどことなく滑稽に映る。新型コロナの感染拡大が止まらず不安で張り詰めた心をほっこり和らげてくれる。

マスクは横24㌢、縦15㌢のビッグサイズ。同店の吉川ゆかりさんが「見た人の癒やしになれば」と不要になった子どもの制服で作った。

「仁王様にウイルスを追い払ってもらいたいという願いや、マスクをつけて自分の身を守ろうという注意喚起、見た人がくすっと笑ってくれたらいいなという思いなど、いろんな気持ちを込めてマスクを作りました」と吉川さんはいう。

実はこの仁王像、現在地に店を建てた数年前からある。先代が「売れるだろう」と見込んで買ってきたものの、売れずに残った。今となっては店の守り神のような存在で、目印にもなり、なくてはならない存在になっているという。(伊藤)