青梅市今井「茶のサシダ園」で新茶販売
東京狭山茶の産地、青梅市や瑞穂町で新茶の季節を迎えた。
青梅市今井にある「茶のサシダ園」(指田健治社長)ではのぼり旗がいくつもはためき、新茶の売り出しを知らせている。創業90年の製茶問屋・小売業で、指田社長(79)と妻の泰代さん、長男の裕之さん(50)、嫁の美菜子さん、孫の健太さん、啓一郎さんの家族経営だ。自家茶園での手摘み茶をはじめ1年分の生茶の摘み取りは今月末で終了。同社自慢の方法で、色、香り、味を封じ込めて保存。注文に応じて自家工場で火入れ後、製茶し出荷している。
おすすめは同園定番の「初みどり」(100㌘、1080円税込み)と「奥狭山」(同1620円)。心を込めた進物なら極上の「秘園の司」(同2160円)。
お茶を淹れる際、風味を左右するお湯の温度が大事という。高温では渋味が強く出て、低めだとまろやかで甘みを感じる。うまみと渋味のバランスがいいのは70〜80度。いずれも1人分3㌘(ティースプーン山盛り1杯)を20〜30秒ほどで抽出する。
営業時間は9時〜19時。無休。問い合わせは0428(31)3861まで。(岡村)