青梅 新町クリニック 「新クリサロン」開催 オンラインでコロナ情報発信

ズームを使ったオンラインセミナーの様子(前列右が神應所長)

新町クリニック(青梅市新町、神應知道所長)が主催するオンラインセミナー「新クリサロン」が5月28日開催され、同クリニックと産業医契約を結ぶ事業所22社が参加。クリニックの新型コロナ対策や、コロナ関連の現場エピソードなどを聞いた。

同クリニックは毎年4月に契約事業所を対象にした交流会を開いているが、25回目の今年はコロナの影響で中止に。代わりにオンラインセミナー(2部構成)の形でコロナ関連の情報を発信することにした。

第1部では神應所長が3月下旬の巡回健診で新型コロナが疑われる症例を体験し、病院としてどのように対処したかの事例を紹介した。結果、この事例は好酸球性肺炎という特殊な肺炎で新型コロナではなかったが、「おかげで緊急事態宣言前からコロナに対応した態勢を整えることができた」と振り返った。

第2部では元WHO職員の望月友美子さんと神應所長が公衆衛生について対談。高木敏理事長のあいさつで終了した。

同クリニックは近隣134社と産業医契約を結び、巡回健診や健康相談などを行っている。サロンの動画は5日、YouTubeで契約企業に限定公開される。(伊藤)