軽トラキャンピングカー 移動事務所・店舗に コロナ禍で需要増
自遊空間(神戸市)が扱う軽トラ専用キャンピングカー「トラベルハウス」が、コロナ禍で需要を伸ばしている。同社の特約店アイエムプランニングオフィス(八王子市)には、キャンピングカーを移動事務所・店舗に使えないかという問い合わせが増えているという。
トラベルハウスは、軽トラックの荷台に寝泊まり可能な広さのボックスを載せたもの。「夫婦2人の温泉めぐり旅」を想定して自遊空間が開発。水まわりの装備がなくコンパクトな分、安価で維持費も安く抑えられる点が魅力とされている。
同社はキャンプや釣りといったアウトドアが好きな大熊孝行会長(60)の意向で3年前、関東一円を担当するトラベルハウスの特約店になった。キャンピングカーをキッチンカーとして使用する例はコロナ禍以前にもあったが、テレワークの事務所や移動鍼灸院に使いたいと見学に来る客はコロナ禍で初めて出てきた。しばらく続くウィズコロナ(コロナと共に)時代に災害時の避難用シェルターとしても注目されるのではないかという。
トラベルハウスは軽トラ車両と照明、窓、室内ファンなどの基本装備が付いて税別88万円~。オプションで椅子・テーブル、ソーラーバッテリーセットなどを用意。外装・内装は好みの色や柄が選べる。中古車両の持ち込みも可。問い合わせは042(673)5930担当・原田さんまで。(伊藤)