御嶽駅前 河鹿園で夏季館蔵展 8月2日まで 応挙などの作品

今年、国の登録有形文化財に指定された河鹿園

御嶽駅前の「旅館建物室礼美術館河鹿園」(青梅市御岳本町、宇佐美昭館長)で「夏季館蔵展」が8月3日まで開かれている。

2017年4月、それまで旅館として使われていた大正末期、昭和初期の木造2階建ての客棟を生かし、景色、建物、書画を楽しめる美術館に生まれ変わった河鹿園。茶道、書道、俳句を極めた宇佐美館長が、展示替えを通して、四季の移ろいを伝えている。

今回の展示では、蘆雪「軍鶏図」、若冲「文鳥図」、応挙「芭蕉に猫図」など、鳥や犬・猫の作品を集めた部屋を設けているほか、蕪村の妖怪絵巻など、夏らしい作品も鑑賞できる。

このほか館内では、旅館時代に使われていた食器や茶器などを手頃な価格で販売する「我楽多市」も実施している。

11時〜16時(入館15時まで)。月・火曜休館。一般600円。一日ごゆっくり券1000円(飲み物付き、当日再入場可)。問い合わせは0428(78)8218まで。(宮前)