小和田花火大会、今年も実施 密集回避へ日時は非公表

アマビエ護符を手にする 天野委員長

あきる野市五日市の夏の風物詩「小和田花火大会」が今年も行われる。コロナ禍の今年は密集を避けるため開催日時は非公表とし、例年小和田会館横に設ける本部、観覧席等も設置しない。

同実行委員会(天野正昭委員長)は大会当日に受け付けていた協賛金の窓口を8日10時〜15時、小和田会館に設ける。先着300人に地元、阿伎留神社でお祓いをした「アマビエ疫病退散護符」を進呈するという。護符は例年、花火の前に行われる灯籠流しの灯籠を製作している「こすもす福祉作業所」(同市社協が運営)が作成した。

今年19回を数える住民手作りの花火大会。行政の援助を受けず一自治会が協賛金を募って継続してきた。新型コロナの影響で各地の花火大会が中止となる中、「こんな年こそ花火で地域を元気づけたい」と開催方法を工夫して東京都の実施許可を取り付けた。

天野委員長は「今年は小和田に集まらず、花火の見える場所を探してめいめいで楽しんでほしい」と呼び掛ける。

協賛者には開催日時を告知するほか、当日、YouTube Liveで中継を行い、スポンサー名とコメントが見られるよう手配してあるという。(伊藤)