奥多摩で全5回桐のワークショップ 次回22日は桐下駄作り

次回、制作する桐下駄。桐は調湿性が高く、湿気の多い奥多摩と相性が良いという

奥多摩町で「桐を暮らしにプロジェクト」が始動した。同町の令和2年度「まちづくり推進事業助成金支援事業」に採択されたもの。

事業を企画するのは、建築家の丸谷晴道さん。知人の紹介で同町に家を買って週末に通う生活を1年半続け、2018年に家族で移住した。

利用が進まない同町の森林の課題を考える中で、桐に出合った。桐は10〜20年で成木になり、子どもであれば、植樹から製品化まで携わることができる。植林や間伐体験などにはない森との関わりを作ろうと企画した。

対象は町民をはじめ、小学生以上の都内在住者。5回のワークショップで、植樹、森や工場の見学、工作などを行い、桐の歴史や暮らしとのつながりなどを伝える。7月18日に開催した初回は約30人が参加した。

次回は22日10時〜17時で、桐下駄を作る。鼻緒用の古着や端切れを持参。参加費500円。その後、10月10日林業体験、11月7日飯能市の家具工場見学など、12月12日正月飾り作りと続く。会場・集合は川井駅から徒歩15分の奥多摩日本語学校(旧古里中学校)。申し込みは公式サイトから。