あきる野 小和田花火大会 インターネットで生中継

花火を撮影する生中継の作業部隊(右)

「第19回小和田花火大会」が15日にあり、特大スターマインを含む256発の花火が晩夏の夜空を彩った。コロナ禍の今年は観覧会場を設けない代わりにインターネットで生中継するなど「密」を避ける試みを取り入れた。

あきる野市の小和田自治会が地元企業や住民から協賛金を募り実施する手作りの花火大会。新型コロナの影響で各地の花火大会が中止となる中、同実行委員会(天野正昭委員長)は「こんな時だからこそ花火で地域を元気づけたい」と感染対策に気を配りながら実施に踏み切った。実行委には期待の声が多く寄せられ、新たな協賛者も15人ほど増えたという。

コロナ対策として開催日の告知を協賛者に限定し、自宅での観覧を呼びかけた。協賛者の名前とメッセージを読み上げる「スポンサー花火」の会場アナウンスも取りやめ、中継画面に文字を添えて補った。

開催時は晴天で、適度な風が煙を押し流す好条件がそろった。天野委員長は「花火がきれいに見え、皆さんに喜んでもらえたと思う。今年はコロナ禍、終戦記念日と重なり、特別な花火大会になったのでは」と話した。中継内容はYoutubeで視聴できる。(伊藤)