玉堂美術館で冬の展示開催中 「描かずに描く」卓越の雪景色

「峰の夕」

青梅市御岳の玉堂美術館で新年の展示が始まっている。「玉堂の冬景色と画賛」と題し、「峰の夕」などの名作が観覧者を迎えている。会期は来年1月31日まで。

玉堂の描く雪景色は、降り積もった雪は絵の具を付けず表現されている。周りに色を付けることによって雪を表現する、正に「描かずに描く」そんな玉堂の卓越した技術で描かれた冬の景色を中心に展示している。

第2展示室では、俳句や和歌もたしなんでいた玉堂の画賛を主に展示する。歌人との交流もあったため、歌人が歌を、玉堂が絵を担当した合作もあって楽しい。

開館時間は10時~17時。月曜休館。入館料は、大人500円、大学生・中学・高校生400円、小学生200円。問い合わせは0428(78)8335まで。(岡村)