お焚きあげ、例年超す量 どんど焼き中止の影響で 阿伎留神社

祝詞をあげ、清めの火を焚く阿留多伎宮司

古いお札やお守り、正月飾りなどを清めの火で焚きあげる「お焚きあげ」が16日、あきる野市五日市の阿伎留神社であった。神社総代数10人が立ち会った。

昨年暮れ、境内の一角に設置された「納め所」には、お焚きあげを希望する品々が20立方㍍ほど集まった。コロナ禍で東町や栄町など近隣のどんど焼きが中止された影響で、例年以上の量だという。

今年の特徴は、納められた品の中に地方の神社で求めた札やお守りが多く混ざっていたこと。「コロナで在宅時間が増え、家の片付けをした際、出てきた札やお守りをまとめて持ってきた人が多かったのでは?」と分析する総代もいた。

総代らが「納め所」を解体し、阿留多伎潔宮司が祝詞をあげた後、品物を少しずつ積み上げ焚きあげた。(伊藤)