園児186人のひな飾りを展示 瑞穂町けやき館「ひなまつり展」
瑞穂町郷土資料館けやき館(同町駒形富士山)で3月7日まで「ひなまつり展」が開かれている。エントランスで目を引くのが町内の保育園児が作ったおひな様。年長組は紙皿の段飾りを、年中組、年少組は花紙や折り紙でつるし雛を作った。
参加したのは狭山保育園(同町駒形富士山)、石畑保育園(同町石畑)、みずほひじり保育園(同町箱根ケ崎)、東松原保育園(同)の園児186人。参加は2年目で、子どもたちの作品を見に来る親子連れの来館が増えたという。
展示室では日本各地のひな飾り、身近なお椀や紙、木の実などを使った素朴なひな人形を紹介。同館ボランティアが作った、ちりめん細工の干支の動物も展示されている。
10時〜19時。問い合わせは042(568)0634けやき館まで。(山石)
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ひな祭りの食事をフェルトで展示
けやき館 宮﨑理紗子さん
けやき館2階では、ひな祭りを彩る食事をテーマにした展示を行っている。桃の節句に食べるちらし寿司、ハマグリの吸い物、煮物などの献立を手芸作品で展示。野菜やエビはフェルト、ご飯は綿、天ぷらは羊毛フェルトで作っている。食卓にはひな祭りケーキも飾られる。
作ったのは展示を企画した同館指定管理アクティオの宮﨑理紗子さん。「子どもの成長を願うひな祭りの食事に込められた意味を紹介したい」と考え、1月から一人で制作してきた。
多くの食材で作る「ちらし寿司」には、食べ物に困らないようにという願いが込められている。ハマグリの吸い物には将来良い伴侶に恵まれるようにという意味があるなど、料理にまつわる意味も紹介している。「型紙づくりから始めて、食材の形ができ、盛り付けた時が一番楽しかった。今後もフェルトでの創作を続けたい」と話した。(山石)