羽村 OPEN GATE BAKERY オープン 総菜パンからハード系まで約80種

看板商品の「マヌカはちみつの塩バターパン」

OPEN GATE BAKERY(オープンゲートベーカリー)が5月27日、羽村市栄町の市役所通り沿いにオープンする。「子どもからお年寄りまで幅広い世代に喜んでもらえるパン屋」を目指し、焼き菓子を含め約80種類のパンを提供する。

競争の激しいパン業界で、種類の豊富さで勝負する。看板商品の「マヌカはちみつの塩バターパン」(160円)をはじめ、あんパンやクリームパン、さまざまな具が入った総菜パンなど子どもやお年寄りが好むやわらかいパンから、通が求めるハード系や、国産小麦のキタノカオリを使った天然酵母の食パンまで、多種多様なパンを扱う。

店を経営するのは、ビルメンテナンスや清掃業を手掛けて40年の㈱トムス(杉山法史社長、あきる野市二宮東)。数年前から新規事業を模索する中で、多くの人が好んで食べるパンに行き着いた。立ち上げに際し、40年近くパン業界に身を置く村田和雄さん(56)をベーカリー部の部長に採用。コンビニ跡地をモダンに改修し店舗に充てた。

杉山社長は「メインターゲットの女性に『行ってみたい』と思ってもらえる店づくりを心がけた。適所に木を使い、おしゃれで癒やされる空間を目指した」と話す。コロナ禍の船出となったが、「コロナ禍だからこそ持ち帰って食べられるパンが喜ばれる」と前向きだ。

村田部長は「本当のパン好きから、それほどこだわりのない人まで、どんな方が来ても欲しいパンがあるようレシピを考えた」という。オープンスタッフは全員が西多摩在住者。人柄の良い人材がそろったといい、「お客さんにもやわらかく接してくれるだろう」と期待する。

営業時間は9時~19時。当面、火曜定休。問い合わせは042(508)2020まで。(伊藤)