川を下りながら清掃「クリーンリバー」を実施 多摩川川下り事業者組合

青梅市の御岳園地駐車場からほど近い杣の小橋から山崎河原(同市柚木町)までの約5㌔をラフティングボート、カヤック、SUP(スタンドアップパドル)で川を下りながらゴミを拾う「クリーンリバー」が6月22日に開催された。リバーアクティビティを提供する17事業所でつくる「多摩川川下り事業者組合」が企画した。

組合所属の13事業所が参加。河川にタバコの吸い殻が多く捨てられていることを受け、JT(日本たばこ産業)八王子支社からも6人の参加があり、総勢27人で清掃した。

同組合ではクリーンリバーを2013年の秋から開始。シーズン前と後の春と秋に開催しているが、昨年は新型コロナのため中止。2年ぶりの開催となった。

会長の後藤めぐみさんは「コロナ禍で自然を求め川へ訪れる人が多くなった。バーベキューのゴミや焚き火の跡が地域問題となっている。川を使う人たちの意識を変えていかなければ」と話した。

事務局長の柴田大吾さんは「パドリングする人がいると川がきれいになる」をモットーに、毎週河原の清掃を実施。川下りをしながら拾ったゴミの量を競う「青梅リバークリーンマラソン」を企画するなど、積極的に河川をきれいにしている。(鋤柄)