西多摩の小中学校で感染拡大のさなか2学期始まる 授業は?修学旅行は?
新型コロナの感染が急拡大する中、西多摩8市町村の小中学校で2学期が始まり、全ての公立校で通常授業を実施している。
福生市では小中学校に感染者及び濃厚接触者が発生した場合の対応について、統一の基準を作成。「学校に数名いる」状態をフェーズ1とし、フェーズ5までの状況に応じてオンラインによる授業配信、給食の停止などの措置を取る。奥多摩町も独自の基準を設けており、青梅市は現在作成中。
万が一、学校で感染者または濃厚接触者が発生した場合、各自治体ともオンライン授業などの対応を検討している。奥多摩町は中学生に、福生市は小中学生に、自宅で通信可能なLTE端末を貸与。瑞穂町は自宅の通信環境が整わない家庭向けに貸し出し用のwi-fi端末を用意している。
修学旅行や社会教室などの校外学習については、檜原村は感染対策を徹底して実施予定。青梅市、あきる野市は緊急事態宣言やまん延防止の対象になっていない場合は実施するが、外出先の感染状況に応じて延期するとしている。羽村市、瑞穂町、奥多摩町は宣言中は中止または延期。日の出町は対応を検討中。福生市は可能な限り実施できるよう「宿泊行事実施のためのガイドライン」を作成し、各校に配布している。
私立の菅生学園初等学校(あきる野市)は8月24日~31日はオンライン授業を実施。教員はほぼ全員がワクチンの職域接種を完了していることから、1日から通常授業を再開。ただし午前中で切り上げ、給食は黙食を徹底して提供する。午後は共働き家庭の児童に限り最長時まで居残りを許可している。(藤野)