ルピア、イオンなど５カ所に小規模サテライトオフィス　都商工連の実証事業

東京都商工会連合会は８月31日、多摩地域の商業施設や喫茶店など５カ所にサテライトオフィス「ＴＯＫＹＯ多摩ワーク」を設置。都の補助を受け、住民のニーズや小規模サテライトオフィスの民営事業としての可能性を探る実証事業を12月15日まで実施する。オフィス空間を安価で提供し、利用後のアンケートに協力してもらう。

西多摩エリアでは、あきる野ルピアとイオンモール日の出内にオフィスがオープンした（イオンは15日から）。ルピアオフィスはオープン型とボックス型が各３席あり、１時間１００円で利用できる（最大５００円）。当日現金払い。９時～17時。土日、祝日定休。イオンオフィスは無人受付でルーム型が２部屋。30分１００円で利用料はクレジット決済。10時～19時。日曜、祝日定休。

事業を担当する企業支援課の小澤孝一郎課長は「コロナ禍でテレワークが浸透したが、民営のサテライトオフィスが少ない多摩地域では、オフィスのニーズが見えづらい。事業を通して、小規模オフィスの整備が地域の事業所の新たなサービスになり得るか、地元で過ごす時間が増えた人と地域経済をどう結びつけられるかなどの可能性を探っていきたい」と話す。

各施設の詳細や予約方法等は「ＴＯＫＹＯ多摩ワーク」の公式サイトに掲載。問い合わせは０４２（５４０）０１３１まで（平日９時～17時）。（伊藤）