青梅駅そば 美術、音楽も味わえるカフェ アトリエよぎ 1周年記念ライブで本格始動

司さんが「天井を見上げると青空が見えるほどだった」という店は、以前の内装を生かしながらもきれいにリフォームした

青梅駅から路地を東へ5分ほど歩いた場所にあるカフェ「アトリエよぎ」を営むのは樋詰司さん(61)と妻の薫さん(61)。店にはミニカーやフィギュア、オブジェが並べられ、天井には展覧会やライブのポスター、壁には画家でもある司さんの作品が飾られている。

平日はポークソテーや煮込みハンバーグなどの「その日のランチ」(700円)、日曜祝日にはインドチキンカレー(700円)を提供。ビールにサワー、ワインなどもあり、昼飲みも楽しめる。

ミュージシャンでもある司さんはロックバンド「四人いる」でギターボーカルを担当。店では、ギター・ウクレレ教室、絵画教室も開かれている。世代を超えて美術家、ミュージシャン、映画好き、小説好き、舞台好きが集まり、2人との会話を楽しむという。

司さんは東京芸術大学大学院油画専攻修了。卒業後、ビルなどの壁画制作を手掛けた後、建築系の専門学校でデザインを教えた。同時に画家、ミュージシャンとしても精力的に活動。高校時代に知り合ったという2人は31歳で結婚し、薫さんの実家がある同市に転居した。

2人は1999年から7年ほど、同駅ロータリー沿いのビルの一角にライブハウス「Live Spot mogi」を営んでいた。8年前には薫さんが「仲間と思い出話ができる店を開きたい」と小さなバー「夜噺屋もぎ」を永山公園通り沿いにオープン。現在もカフェと並行し営業している。

司さん(左)と薫さん。店内では懐かしい映画も流れている

3年ほど前、2人の友人がアトリエ兼店舗として使っていた家を受け継ぐことに。「人とのつながりが1番大切。そんな店を作りたかった」と友人の大工の力も借り、1年ほどかけてリフォーム。昨年12月に店をオープンさせた。

20日に、1周年を記念し、フォークデュオ「古井戸」で活躍し、2人と親交が深い加奈崎芳太郎さんのライブが開かれる。「よぎ」でのライブは初。コロナ禍でなかなか本来の営業ができずに迎える記念ライブは「アトリエよぎ」にとっての本当に意味での始まりだという。

営業時間は11時30分〜15時(日曜は22時まで)。月曜、火曜、水曜定休。加奈崎芳太郎ライブは17時30分〜。完全予約制。問い合わせは090(8059)6347まで。(鋤柄)