青梅にナカガワ★スエ食堂 昼は田舎料理の店、夜は居酒屋

調理中の菊池店長

 昼は熊本の田舎料理、夜はカキと炭火焼を提供する「ナカガワ★スエ食堂」(菊池正人店長、青梅市和田町)が12月1日、和田町二丁目交差点付近にオープンした。都心の飲食店で腕を磨いた熊本出身の菊池店長(56)が、故郷の田舎料理を提供する。

 菊池店長は都心の飲食店や居酒屋で20年以上腕を振るってきた料理人。8年ほど前から同市に移り住み、飲食店で働いていたが昨年8月に失業。仕事を探すより開業しようと思い立った。

 店は数年前までそば屋を営んでいた土蔵。菊池店長は一目見て気に入り、賃貸交渉を経て10月から改修工事に入った。店名は昔、食堂を経営していた祖母の本名から取った。

高菜めしとだご汁定食
高菜めしとだご汁定食

 定食には全て熊本名物のだんご入り味噌汁「だご汁」が付く。「高菜めしとだご汁定食」(1000円)には出身地の熊本県阿蘇市から取り寄せた、辛すぎず食べやすい高菜を使用。だご汁は米粉と小麦粉で作った団子を入れた簡易的なものだが、ボリューム満点だ。

 夜は居酒屋になり、同県のブランド豚「天草宝牧豚」の炭火焼や馬刺し等、地元から取り寄せた食材を多数提供する。カキはかつてオイスターバーに勤めた経験を生かして調理。常に3種類のメニューをそろえる。おつまみは400円〜。

アルコールのメニュー代わりに並べたボトル
アルコールのメニュー代わりに並べたボトル

 菊池店長は「今後は2階も改装し、飲食スペースにしたい」と意欲に満ちている。

 営業時間は11時30分〜14時、17時30分〜20時ごろ。木曜定休。問い合わせは0428(85)8927まで。(藤野)