西多摩御朱印さんぽ④ 青梅市の宝珠山地蔵院
御朱印好きの記者が、西多摩でお気に入りの朱印と神社の歴史などを紹介します。読者の皆さんからの情報もお待ちしています。(藤野)
迫力ある表情が特徴の達磨朱印(600円)を授与している。達磨大師は手足が朽ちるほど長い間、耐え忍び修業したとされる。気合いを入れ、励ましの意味を持つ「喝」の文字が朱印のデザインに盛り込まれている。
先代住職の大井悦雄さんが本堂に掛けた達磨の掛け軸を元に、博文住職が2020年8月から授与。掛け軸は今も授与所の奥に飾られ、見ることができる。本尊の地蔵尊と、青梅七福神の布袋尊の朱印(300円)は40年以上授与されている。
本堂は安永年間(1772〜81年頃)に建てられたと伝えられ、当時の柱が現存している。上棟式の日に5羽の鶴が飛来したと言われており、本堂は別名「五鶴堂」と呼ばれているという。
境内には四季折々の花が咲き誇る。4月中旬から咲き始めるヤエザクラは門の周りを華やかに彩る。初夏は白い花をつけるタイサンボクも見事だという。左手奥に進むと見晴らしの良い展望台があり、多摩川を眺められる。
青梅市畑中2-583-1
0428(22)4497
御朱印授与時間:8時〜17時(法事等が重なった場合不在のため、心配な場合は電話で確認がおすすめ)
青梅駅から都営バス吉野行きで5分、畑中神社前バス停から徒歩約5分
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