青梅駅近く jihan de おうめマルシェ 移転して再出発

壁を抜いて作った入口の前に立つ久保田さん、まちつくり青梅の田中志緒利さん、栗島健さん(右から)
壁を抜いて作った入口の前に立つ久保田さん、まちつくり青梅の田中志緒利さん、栗島健さん(右から)

 青梅駅前交差点の東側にあった「jihan de おうめマルシェ」が、4月5日に交差点南側の「レンタルスペース おうめシネマ」1階に移転し、再オープンした。3月初旬に移転が決まり、出店者らが一丸となり重量300㌔の自動販売機を移設した。
 「jihan de おうめマルシェ」は毎週第3日曜に開催する「おうめマルシェ」出店者の久保田哲さん(ちゃんちき堂)が発起人。各店舗に足を運んでもらうきっかけになればと昨年8月にオープンした。サイクルハーバー青梅、まちつくり青梅(野嵜弘社長)が運営していた。
 ビル老朽化により、1月に急きょ店舗の立ち退きが決まった。久保田さんは一度は閉店を受け入れたが諦めきれず、同所の大家に了承を取り、移転を決めた。
 広さは申し分なかったが入り口スペースが狭く、高さ約2㍍、厚みもある自動販売機を持ち込むのは至難の業だったという。久保田さんがマルシェ参加者らに協力を呼びかけ、数人がかりで壁を壊して大きな入口を作り、重機を使って運び入れた。
 久保田さんは「敷地内はおうめシネマ、cafeころん、鍼灸院と小さな店が集まっている。これからも寄り添い合って続けていけたらと思う」と話した。
 営業時間は9時~20時。問い合わせは0428(27)2440まちつくり青梅の栗原健さんまで。(藤野)