檜原村 たなごころの新メニュー 野菜ふんだんビーガン向けランチ

少量多品目を多彩な味付けで提供。見た目以上の満腹感が得られる
少量多品目を多彩な味付けで提供。見た目以上の満腹感が得られる

 天然酵母パンの「たなごころ」(檜原村人里、井上百合子店主)が、ビーガン(完全菜食主義者)向けのランチを始めた。旬の野菜と大豆製品を使った「食べて気持ちいいランチ」。自然を間近に感じるテラス席で味わい、英気を養ってほしいという。

 店は灯油配達、林業、宿泊業など多角経営の井上店(井上佳洋社長)の一部門として開店16年目を迎える。除草剤を使わず栽培したアイガモ農法の米から酵母を起こし、北海道産の小麦を使って焼いたパンを販売している。「食物アレルギーの人にも食べてもらえるように」とパンには乳製品、卵、砂糖は不使用。その延長で長年構想を温めてきたビーガン向けランチを完成させた。

 ワンプレートにサラダ、青菜のお浸し、豆乳グラタン、ジャガイモのガレット、エビフライに見立てた蒸かしニンジンのフライ、トンカツに見立てた車麩のフライ、赤米入りライスまたはパン、豆乳プリンが載って1430円。動物性タンパクは一切使っていないが、揚げ物を加えることで食べ応えのある内容に仕上げた。

 店主の井上さんは「お店のスタイルとして、できるだけ体にいい食べ物を提供するよう心がけてきた。野菜中心の料理は体にすんなり入ってきて、食べると体がすっきりする」と新メニューを紹介する。

 天然酵母の生地で焼くピザ(Mサイズ880円〜)やパスタランチ(ミニサラダ、デザート付き1100円)の提供も。

 ビーガンランチは土日、祝日5食限定で提供。2日前までの予約で平日も可。季節によって内容が異なる。営業時間は10時〜18時。月曜、火曜定休。問い合わせは042(598)6307まで。(伊藤)