瑞穂町 ドリームフットサルパーク プロ選手が子どもを指導
瑞穂町石畑にある「ドリームフットサルパーク」(﨑田巌代表)は少年少女の夢を叶えるフットサルクラブ。2018年の設立以来、サッカークラブのFC東京、東京ヴェルディ、アルディージャ大宮など強豪クラブの下部組織に選手を輩出。3月にあった東日本フットサル施設連盟選手権U8関東大会で優勝するなど、さまざまな大会で好成績を残している。
同クラブは小中学生チームだけでなく、元日本代表選手らが所属する社会人チームで、都1部フットサルリーグに参戦するチームも持つ。選手らはクラブのコーチを務めており、子どもの年齢や技術に関係なく指導する。9日までクウェートで開かれたAFCフットサルアジアカップで日本代表として優勝に貢献したヴィニシウス選手とイゴール選手もコーチを務める。
﨑田代表(48)は「ブラジルや欧州のサッカー大国では、幼少期にフットサルで技術を磨くことが基本。攻撃にも守備にも全ての選手が関わる必要があり、狭いコートでプレーすると素早い判断力が鍛えられる」と話し、練習ではテクニックやフィジカルだけでなく、相手との駆け引き、試合の流れを見る力など実践で必要な能力を重点的に指導する。
フットサルの基本的な技術を教えるクラスだけでなく、走力や俊敏性を鍛えるクラス、ブラジル出身コーチから巧みなプレーを学ぶクラス、ゴールキーパー養成クラスなど、各個人が補いたい能力を伸ばせるよう個別のカリキュラムも用意。中には週5日、練習に来る子どももいるという。
FC東京U15に来年入団予定のある選手は、小学3年でクラブに入った際には、地域の少年チームでレギュラー外だったという。﨑田さんは「多摩地域の子どもたちの潜在能力は高い。だが技術だけでは上のクラスで通用しない。今何を求められているのかを瞬時に判断し、実行できる能力を伸ばせるよう指導している。必ずうまくなります。チームでレギュラーになりたい、プロになりたいなど、子どもたちが夢をつかめるようサポートします」と話した。(鋤柄)