飲んで、使って被災地支援 坊主珈琲プロジェクト RINBOU活動資金に

坊主珈琲はオリジナル図柄の袋に詰めて販売。豆はたっぷり12㌘入りでコーヒー好きにはうれしい量
坊主珈琲はオリジナル図柄の袋に詰めて販売。豆はたっぷり12㌘入りでコーヒー好きにはうれしい量

 全国の被災地に駆けつけ復旧支援を行う僧侶の集団「西東京臨済会災害支援部RINBOU」(リンボー、滝本豊洋部長)はこのほど、「坊主珈琲プロジェクト」を開始した。永井珈琲のドリップバッグをオリジナルの袋に詰めて販売。売上の一部をボランティア活動資金に充てる企画だ。

 パッケージのデザインは常保寺(青梅市滝ノ上町)の小澤孝之介住職が担当する。小澤さんは豊富なアイデアと優れた画力で無数の御朱印図柄を生み出し、自社に人を呼び込むアートな住職。御本尊や会社のロゴから図柄をデザインしてはんこを作成。地蔵院(あきる野市雨間)が袋にはんこを手押ししコーヒーを詰めて納品する。寺社の授与品や会社の手土産、販促品などとしての利用を提案している。

 リンボーは2016年4月に発生した熊本地震を機に発足。公的ボランティアの手が入らない被災地域で復旧支援や被災者への傾聴活動などを行っている。これまで托鉢や寄付などで活動費を捻出してきたが、現在も青森や静岡の水害被災地に通い、資金の不足が予想されることから自主事業で資金調達に乗り出した。

 ドリップバッグは1袋12㌘入り150円。100個から受注する。社寺、企業の名入れは別途500円、オリジナルはんこの作成は3000円(要相談)。問い合わせ、申し込みは042(558)8227地蔵院まで。