上質な美容体験を奥多摩で Ayurveda Spa Ojas リニューアル
インドの伝承医学アーユルヴェーダを取り入れた本格スパサロン、スパコスメブランドの商品開発などを手掛ける「Ikiru Ojas合同会社」(八王子市、高縄慶子代表)がこのほど、奥多摩町棚沢のホテル「はとのす荘」内にあるスパサロン「Ayurveda Spa Ojas」をリニューアルオープン。宿泊客以外の利用も可能になった。

体の深い部分までしっかりほぐす丁寧なオイルトリートメント、薬草の蒸気で全身を温め、老廃物の排出や美肌効果、冷え症改善などの効果が期待できるスチームハーブなどを提供。川のせせらぎ、鳥のさえずりが聞こえる部屋でのスパは都会の喧騒を忘れさせ、心身ともに健康になれる。
オーナーセラピストは篠崎杏里さん(25)。同社のセラピスト育成スクールで半年以上研修を受け、アーユルヴェーダ理論をベースにした美容技術と知識を学んだ。高縄代表は「Ojasのコンセプトはスパを通して『生きる活力』をお客さまに与えること。篠崎さんはそれを体現できるセラピスト」と太鼓判を押す。

篠崎さんは看護大を卒業後、3年ほど立川市内の病院に勤務。自宅近くのサロンで高縄代表からヘッドスパを受けたことがOjasとの出会い。緊張がほぐれ、副交感神経が優位になると思わず涙が流れ、アーユルヴェーダに魅了された。看護師以外の選択肢も増やしたいとスクールに通うように。次第に病院勤務の傍らセラピストとして施術を行うようになった。
病院を退職し、昨年11月に町に移住した篠崎さんは「自然が豊かで、ゆっくりとした時間が流れる奥多摩が気に入っています。地元のハーブでお茶を出すなど、奥多摩らしいサロンにしていきたい。奥多摩には上質な美容があるというイメージを定着させられたら」と今後の目標を語る。 (鋤柄)