福生 ジャルダン チョコ焼菓子モチーフに 新作スペシャリティ誕生

ジャルダン1 国道16号沿い、福生市福生に本店を構える「カフェ・ドゥ・ジャルダン」(村山裕一郎シェフパティシエ)は、開店19年を迎える不動の人気店だ。毎年クリスマス時期に一品だけスペシャルケーキを制作。今年は、フランス語で「金のカカオ」を意味するチョコレートのホールケーキ「カカオドール」が誕生した。
同店は昨年秋、秋冬の限定商品としてチョコレートの焼き菓子「金のカカオ」を発売。「金メダル級の自信作」と銘打つだけあり、濃厚な味わいでたちまち人気に。このため「金のカカオをモチーフとしたものを」と考え、生菓子のホールケーキに仕立てたという。
ムースには、食べやすい最高級のベルギー産チョコレートを使用。一方、ムースの間に挟んだクリームにはフランス・ヴァローナ社の酸味のあるチョコレートを使い、濃厚だが軽い口当たりに。村山シェフ(50)は、「使っているチョコレートなどは金のカカオと同じですが、一味違った仕上がりです。食べ比べていただいても楽しいのでは」と話している。
カカオドールは5号(15㌢)で5200円。そのほか、同店で10年以上、ナンバー1の人気を誇る「王様のモンブラン」のクリスマスバージョン「クリスマスモンブラン」(4号12㌢で4100円~)もおすすめ。いずれも数量限定なので、17日までに予約を。受け取り期間は23日~25日。
同店は開店以来、無精製糖や国産小麦、自家配合飼料の自然卵、無農薬・有機栽培のフルーツを使用するなど、「お客様に安心して提供できるものを」と素材を厳選。「自然のおいしさ」をコンセプトにし続け、現在は休日に200人集客することもある人気店となっている。
16号沿いの本店のほか、福生駅西口そばの店舗もある。営業時間はいずれも午前10時~午後7時。月曜・第2第4火曜定休。問い合わせは042(553)2225まで。(佐々木)