不登校の子らの絵展示販売 能登と青梅のコラボメニューも

New カフェころん

 起業支援から能登の被災地、不登校の子どもたち支援へ、営業目的を改めリニューアルオープンしたカフェころん(青梅市本町)。店内の装いを変え、メニューも一新した。

レインボールームの子らが描いた絵を展示

 スタートに際し、カフェオーナーのちゃんちき堂(久保田哲代表)は料理長の小高千華さん(47)を雇用。小高さんは2011年の東日本大震災後、困っている人の役に立ちたいと防災士の資格を取り、活動の機会を待っていた。2児の母でもあり、学校に通うのが難しい子らにも理解があった。久保田さんの取り組みに共感し、料理長に名乗り出た。

きまぐれ和プレートを盛り付ける料理長の小高さん

 カフェでは、ちゃんちき堂のシフォンケーキに使う「かわなべ鶏卵農場」の卵黄と、能登穴水町の「かぶと味噌」を用いた能登みそプリン(500円)、青梅の食材と能登の調味料を使ったきまぐれ和プレート(1300円)などの独自メニューを提供する。

ボリュームたっぷりの定番メニューナポリタン(1000円)

 店内の壁に市内のフリースクール「レインボールーム」の子らが描いた絵を展示。現在展示分は大半が売約済みとなっているが、額の完成を待って随時追加していく。カウンターで乾物、ジャム、調味料など能登の産物を販売している。

 営業時間は11時〜17時。木曜・日曜定休。無料駐車場はなく、有料の青梅本町駐車場を利用する。  (伊藤)