あきる野土産のプリンに パティスリーアンシェヌマン

 あきる野市役所通りにある菓子店パティスリーアンシェヌマン(田中俊幸店長)の「TOKYOあきる野プリン」(1個400円)は、1月に秋川ファーマーズセンターで発売したのを皮切りに、武蔵五日市駅や拝島駅のNewDaysでも販売されている。9月からは東海大菅生高校内でも販売を始める。

地元、浅野養鶏場の卵を使った「TOKYOあきる野プリン」

 田中店長は、地元はもちろん、広くあきる野の菓子として知ってもらいたいとの思いから、自ら営業し販売場所を広げてきた。

 プリンは多摩地区の牛乳、同市菅生の浅野養鶏場の卵、国産きび砂糖とグラニュー糖のみを使用。たっぷりの卵で濃厚な味わいに仕上げ、なめらかな舌触り。バニラや生クリームを加えていないため、後味はさっぱりとしている。

プリンの仕込みをする田中店長

 田中さんは20歳から複数の洋菓子店で修業を積み、援農活動などであきる野を訪れるうちに気に入り、同地で独立。地元産のイチゴ、レモンなどの果物、はちみつなどを使った生菓子、焼き菓子も作っている。「プリンは誰もが知っている菓子だからこそ、卵黄を多く使うことで地元の素材の良さが伝わるように工夫した。あきる野の手土産として選ばれるよう広めていきたい」と話した。

 営業時間は11時〜17時。水曜・木曜定休(不定休あり)。問い合わせは042(842)4635まで。(山石)