川井駅前で小さな市開催 新鮮野菜など販売 地域の仲間づくりに 奥多摩町梅沢自治会
奥多摩町の梅沢自治会(浜野文夫自治会長)は14日、川井駅前の空き店舗を使って小さな市を開いた。近くで採れた新鮮な野菜や地元商店の和菓子、焼き菓子などを販売。観光客や、駅を利用する地元住民らが立ち寄った。
市に使った店舗は地元の和菓子店が売店として使っていた建物で、閉店してから十数年経つ。駅のすぐ前にある好立地の建物を活用しない手はないと、同自治会内の女子会「梅女会」の相田恵美子会長(57)が目をつけた。持ち主に交渉して場所を借り、自治会の協力を得て地域の産物を扱う市を開いた。
初開催のこの日は、自治会役員と梅女会のメンバー合わせて6人が売り場に立った。あいにく雨の中の営業となったが、酒まんじゅうなどすぐに食べられる商品は早々に完売。野菜もよく売れた。
浜野自治会長(71)は「野菜が売れれば作りがいが生まれる。一緒に取り組むことで仲間づくりになる。梅沢自治会に限らず川井、大丹波など川井駅を利用する自治会にも市をやってみたいという仲間の輪が広がっていけばうれしい」と話す。
市は毎月第2日曜午前10時~午後4時開催予定。今後はかき氷などの冷たいものも販売してみたいという。(伊藤)