案山子ロードに100体を立てた 木野下田んぼを愛する会 青梅市

木野下田んぼカカシロード(2) 青梅市の木野下田んぼを愛する実行委員会(青柳英章委員長)は18日、約100体のカカシを作って同市木野下の田んぼに立てた。6年前に実験的に5体からはじめ、昨年は50体、今年は100体に挑戦した。
木野下仲よしこども会(武藤一由会長、子ども数30人)の子どもと保護者ら約40人、木野下自治会応援団の昭和会(木水悟代表)、自治会有志ら合わせて80人ほどが参加した。
子どもらのカカシづくりは木野下神社横の自治会館内で行われた。子どもらは地元の㈱せきづか(旧関塚化学)から提供してもらった頭になる発泡スチロールに自由な発想で顔を描いたり、用意してきた麦わら帽子や髪飾りを付けたりした。
柔道着を着せてカカシを作った森本亜美さん(市立第三小4年)は「前の日からどんな服を着せようかなどアイデアを考えて楽しい。柔道着カカシは閃いた」と話した。
胴体や手足は竹久好美さんら子ども会の女性保護者らが丸めた新聞紙などをビニール袋に詰めて作った。骨組みは男性陣が垂木を組んで作った。
完成した100体のカカシは子どもらがかついだり、トラックに乗せたりして会館下の300㍍ほど先の田んぼに運び、案山子ロードと名付けた青々と広がる田んぼのメイン通りに立てられた。
愛する会は、地域の人気行事「木野下田んぼ泥んこ運動会」から生まれた会で、青柳委員長らが中心になって同地域の子どもらの健全育成と地域活性化を目指している。(吉田)